JKaiUI改良版 配布中

JKaiUI改良版をファイル置き場にて配布中です。

最新版はここから落とせます。追加機能の使い方の説明は落としたファイルのReadMeファイルを参照してください。

オリジナルのJKaiUIの使い方、Mac上でのXLink kaiの情報はMac de Kaiを参照してください。

JKaiUI改良版はまだ開発版です。オリジナルからそう多く変更していないので大丈夫だともいますが、ご利用は自己責任でお願いします。

2013年3月23日土曜日

トラックボール+KeyRemap4Macbook

KeyRemap4MacbookというOS X用のキーボードカスタマイズツールがあります。
キーボードカスタマイズツールですが、実はマウスボタンの機能もカスタマイズできます。
これを利用するとトラックボールやマウスが非常に便利になります。

今回は私が使用しているトラックボールLogicool M570(おそらく他のものやマウスでも応用可能)で利用している方法を紹介しようと思います。

説明用環境



使用ソフトウェア


カスタマイズ概要

各ボタンに割り当てる機能をまとめておきます。
  • 右クリック:変更無し
  • 中央クリック:Mission Control
  • 左クリック:変更無し
  • 右クリック+左クリック(同時押し): Launchpad
  • 進むボタン:(Mission Controlの)左の操作スペースに移動
  • 戻るボタン:(Mission Controlの)右の操作スペースに移動
  • 右クリックを押しながらカーソルの移動:チルトホイール(上下左右に移動)

手順

1,インストール

まず、KeyRemap4Macbook(KR4M)とLogicool Control Center(LCC)をダウンロードとインストールしてください。 


KR4M

KR4Mインストール後、再起動を要求されるので再起動します。
インストールするとメニューバーに正方形のアイコンが表示されていればインストールできています。
 
KR4Mアイコン

LCC

LCCはシステム環境設定にアイコンが追加されます(一番下の行にあります)。

システム環境設定内のLCC

 

2,LCCの設定


LCCでもボタンのカスタマイズは可能です。
しかしながら、 KR4Mで一括してカスタマイズした方が手軽です。
また、KR4Mでは設定のプロファイルのような物をいくつか作成しておき、瞬時に切り替えることなどが可能なために便利です。
そこでKR4Mでカスタマイズしやすいように以下のようにボタンに機能割り当てをします。

LCCボタン割り当て機能

  • 左ボタン:クリック クリック
  • 右ボタン:クリック 右クリック
  • ホイールボタン:クリック 中央ボタン
  • 親指戻るボタン:高度なクリック ボタン番号4
  • 親指進むボタン:高度なクリック ボタン番号5

手順


システム環境設定から設定画面を開きます。
デバイスを選択して、設定ボタンを押します。
デバイス選択画面
各デバイスの設定画面が開きます。
左上のボタンタブを選択します。
開いた画面の割り当てられたアクションを各ボタンごとに選択し、右下の詳細欄でボタンに割り当てる機能を指定します。
下に親指戻るボタンの設定例を示しておきます。


親指戻るボタンの設定例

3,KR4M設定


KR4Mではメニューバーのアイコンから「Open KeyRemap4Macbook Preferences」で設定画面を開きます。

設定画面を開く

開いた設定画面でKR4Mの設定を行っていきます。
KR4Mでは、はじめから用意されている設定(組み込み設定)が豊富に用意されています。
また、自分でカスタマイズした設定を追加もできます。
今回の例では両方必要なのでそれぞれ順に説明します。
例では「右クリックを押しながらカーソルの移動:チルトホイール(上下左右に移動)」が組み込み設定であり、他の4つはカスタマイズ設定です。

組み込み設定


組み込み設定はとても簡単です。
Change Keyで好きな設定のチェックボックスをチェックするだけです。
「右クリックを押しながらカーソルの移動:チルトホイール(上下左右に移動)」の場合は
Pointing DeviceカテゴリのCursorMove to ScrollWheelカテゴリのRightClick+CursorMove to ScrollWhellをonにします。
組み込み設定

カスタマイズ設定


自分でカスタマイズした設定はXMLファイルを編集することで追加できます。
XMLファイルはMisc&UninstallタブのOpen private.xmlを押すことでファイルをFinderで表示してくれます。
それを開いて編集してください(Safariなどで開くときは右クリックからOS X標準のテキストエディットで開いてください)。

private.xmlを開く

開いたら編集していきます。
どのように書けばいいか公式のマニュアルがあります(英語のみ)。
今回の例でのXMLを載せておきます。


XMLファイルについて簡単な説明を載せておきます。
  • (1)のnameタグはカテゴリ名です。
  • (2)のnameタグは設定名です。
  • (3)のidentifierタグは識別子のようなものです。他の機能とかぶらないようにすればいいようです。通常はprivate.「機能を表す文」のようにすればいいようです。
  • (4)のautogenタグは設定の中身です。
    • --PointingButtonToKey--はボタンにキーを割り当てるための機能です。
    • --SimultaneousKeyPresses--はボタンやキーを同時押しした場合の動作を割り当てるための機能です。
    • 構文:機能、変更前ボタン、変更後ボタン(各ボタン、キーは複数の場合あり)
割り当てるキーをただ変えるだけならマニュアルのList of KeyCode, ConsumerKeyCode, PointingButtonを参照すれば簡単に可能です。

編集後、ファイルを保存します。
KR4Mの設定画面を開き、右上のReloadXMLボタンを押します。
編集内容が反映されるの必要な設定をonにします。
これで設定は完了です。

カスタマイズ設定

4,動作確認


最後に動作確認をします。
設定によってはあまり出番はありませんが、どのボタンが押されたかやボタンが押された位置、どのキーが押されたかを表示してくれるEventViewerがKR4Mに付属しています。
それを用いて、想定したように動作しているか確認してください。
起動はKR4Mの設定パネルのMisc&Uninstallのタブからできます。
EventViewer起動ボタン
EventViewer

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