JKaiUI改良版 配布中

JKaiUI改良版をファイル置き場にて配布中です。

最新版はここから落とせます。追加機能の使い方の説明は落としたファイルのReadMeファイルを参照してください。

オリジナルのJKaiUIの使い方、Mac上でのXLink kaiの情報はMac de Kaiを参照してください。

JKaiUI改良版はまだ開発版です。オリジナルからそう多く変更していないので大丈夫だともいますが、ご利用は自己責任でお願いします。

2013年4月27日土曜日

トラックボールネタ

トラックボールの関連のネタを見つけたので紹介しておきます。
 
トラックボールM570をベアリング化改造! (Trackball M570 bearing hack)

一つ目はベアリング化するものです。
M570は3点のシリコンボールによってボールが支えられているんですが、それをベアリングで支えるように魔改造しています。
記事を読み限りではそこまで難しくなく快適になりそうなのでそのうちやってみたいです。

2つめはチャタリングする故障を自力で直す方法です。
チャタリングとは簡単に言うとボタンを一回押したときに複数回押されたように動作してしまう状態です。
これはボタンの部品が故障した状態なので、これを交換すればいいわけです。
それで記事では交換しているんですが、半田吸い取り器などが必要なようで初心者にはあまりおすすめはできません。
また、分解していない限りは3年保証で交換できるのでこんなことをする必要はほとんどないでしょう。

3つめはM570はチャタリングなどで結構あたりはずれがあるという記事。
私が購入した初期の頃はそんな情報がまだ出そろってなかったんですが、結構多い模様。
3年保証なので交換が面倒でなければ大丈夫。面倒な人は注意した方がいいです。

4つめは TM-250の赤い玉と交換してみたという話。
記事中では交換するとスムーズになるとかならないとかぐだぐだです。
個人的にやってみた感じではプラシーボ効果はあるのかも。
TM-250を持っていて赤玉のぶつぶつに嫌悪感がない人は一度やってみてもいいかも程度にみてください。
ちなみに、TM-250にM570の青い玉を入れるとまともに動作しません。
私個人はM570を2台持っていて、それぞれ別のマシンにつないでいるのですが、それを区別するために1台入れ替えています。

以上。

2013年4月20日土曜日

アクティビティモニタのすすめ

アクティビティモニタはWindowsで言うタスクマネージャーまたはリソースモニターに相当する物です。
CPUの使用率、メモリの状況、ディスクの動作、ネットワークの通信状態などを見ることができます。
CPUやメモリなどはプロセス(プログラム)ごとの状況を見ることが可能です。
他にも、プロセスを終了させたり、各プロセスの詳細な情報を集めることもできます。
ここでは、一般的な使い方と今回のメインであるDockアイコンに情報を表示する方法を説明します。

場所

/Applications/Utilities/Activity Monitor.app
日本語表記では
/アプリケーション/ユーティリティ/アクティビティモニタ.app
です。

Dockアイコンに情報を表示

アクティビティモニタのDockアイコンには以下のいずれかの情報を表示できます。
  1. 現在のCPU使用率 
  2. CPU使用率の履歴 
  3. ネットワークの使用状況 
  4. ディスクの動作状況 
  5. メモリの使用状況
以下はCPU使用率の履歴の例




表示するには
  1. Dockアイコンを右クリック
  2. Dockアイコン選択
  3. XXXを表示をクリック
でできます。

これを用いることでコンピュータの状態を常時監視できます。
これによって問題を早期に発見できる場合があります。

起動時に自動で起動させておきたい場合は、
  1. Dockアイコンを右クリック 
  2. オプションを選択 
  3. ログイン時に開くをクリック
で可能です。

また、自動起動時にウィンドウを表示しないようにする場合は、
  1. システム環境設定を開く 
  2. ユーザーとグループを開く  
  3. アカウントを選択 
  4. ログイン項目のタブをクリック 
  5. リスト上のアクティビティモニタの左のチェックボックスをチェックする
で可能です。

一般的な使用方法

一般的にアクティビティモニタを使うときは以下の2つの場合です。
  1. コンピュータが重いと感じた場合に原因を特定する場合
  2. フリーズしているプログラムなどを停止する場合
 1の重いと感じた場合の説明です。
まず、アクティビティモニタを開いて下のタブを切り替えながら原因がCPUの使いすぎなのか、メモリの使いすぎなのか、または別の理由なのか見当をつけます。
それに対応した項目で上のリストをソートします。
これで原因のプロセスを絞ることができます。
場合によっては右上の方のドロップボックスでリストに表示するプロセスを変える必要があります。

次に2のプログラムを停止する場合の説明です。
停止するプログラムがわかってると仮定します。
わかっているならば、該当のプロセスをクリックして選択し、左上のプロセスを終了をクリックします。
その後出てくるダイアログで終了、もしくは強制終了でプログラムを停止できます。

2013年4月13日土曜日

LAN内通信高速化(ジャンボフレームの導入)

普段NASを設置していてファイル移動は主に有線LANを用いて行っている。
このような人にはLANの高速化は利便性が向上する。

以降、高速化の方法としてジャンボフレームの導入について説明していきます。

概要

1ギガイーサにおいて過去の規格と互換性を保つために送信できるパケットのサイズが制限されている。
それを取り払ったのがジャンボフレームである。
パケットのサイズが大きくなるとヘッダ(送信先や送信元などの情報)によるオーバーヘッドが減り通信の効率が良くなる(ただし送信量が多いときなど)。
ジャンボフレームは正式な規格ではないため基本的には初期状態ではオフになっている。そのため自分で設定する必要がある。
ただし、高速化はできるが正式な規格に含まれていないためトラブルに合う可能性もあることに注意したい。

準備

ジャンボフレームを導入するには通信経路のすべての機器が対応していなければならない。
たとえば、PCとNASがハブを介して通信している場合はそれら3つがすべて対応していなければならない。もちろん、ギガビットイーサである必要がある。


導入方法

通信経路上の機器でジャンボフレームをオンにすればいいだけである。
ここではMACでの設定方法について説明する。
NASの設定方法は各機器の説明を参照してもらいたい。
ハブなど設定ができない機器は最初からオンであるようである。
なおWindowsではNICドライバの設定で可能なようである。

MACでの設定方法
  1. システム環境設定を開く
  2. ネットワークを開く
  3. 左側の欄で有線LANを選択する(Ethernetと表示されている)
  4. 右下の詳細を開く
  5. ハードウェアタブを開く
  6. 構成を手動、速度を自動設定、MTUをカスタムにし、下の欄を9000にする。

効果計測

実際に通信速度が向上したか計測してみます。
計測はよく使うプロトコルで行いましょう。
今回は以下の3つについて説明していきます。
  1. FTP
  2. SMB
  3. AFP

準備

計測の前に送受信ファイルを準備しておきます。
今回はddコマンドを用いました。
送受信ファイルのサイズは1GByte

FTP

まず、計測を行う前に通信に用いる端末でFTPを利用できる用にします。
Windows, Macではおそらく最初から利用できます(ファイアウォールの設定が必要かもしれません)。

私の環境での結果です。
今回の計測ではジャンボフレーム7000での結果です。
受信ではデータを保存しないようにしているために保存先のデバイス(HDDなど)に依存していません。

ジャンボフレームなし
送信速度:4.08 MiB/s
受信速度:5.13 MiB/s
ジャンボフレームあり
送信速度:7.65 MiB/s
受信速度:6.71 MiB/s

SMB/AFP

計測前に共有フォルダをマウントしておきます。
SMBではNAS(ジャンボフレーム7000)が通信相手です。
AFPではMAC(ジャンボフレーム9000)が通信相手です。
この方法では設定を変更した後、再起動が必要な場合があります。

SMB
ジャンボフレームなし
送信速度:2m5.415s
受信速度:1m26.023s
ジャンボフレームあり
送信速度:1m34.159s
受信速度:0m51.539s

AFP
ジャンボフレームなし
送信速度:27.489s
受信速度:6.336s
ジャンボフレームあり
送信速度:26.830s
受信速度:6.019s

結論

ジャンボフレームを導入するとFTPとSMBは高速になるようです。
AFPは効果が少ないかもしれません。
LAN内でSMB, FTPをよく利用する人はできるだけ導入するといいでしょう。
AFPは効果を検証してみた方がいいかもしれません。

2013年4月6日土曜日

ホームポジション型トラックボール 再挑戦

少し前にホームポジション型トラックボールに挑戦して断念したんですが、すこしひらめいたので再挑戦してみました。

ひらめいた!

ホームポジション型トラックボール自体は昔PanasonicのLets noteシリーズでトラックボールをつんでいたんですがあれとほぼ一緒。
あとはlenovoのThinkpadシリーズのトラックポインタが同じような考え方によるものです。
残念ながらPanasonicではもう作ってないです。
トラックポインタは個人的にはセンシティブなので、慣れるまでが大変そうだけど慣れたら使いやすい気がします。

これらについて気がついたんですが、それからさらにひらめきました!
別に親指型トラックボールじゃなくてもいいよねっと。

前回の教訓


前回挑戦したときに実は親指型だと親指で操作するのを前提にしているので、角度調整が難しいと感じていました。
親指で操作するように設計されているので、受け皿は左の方が開くようになってます。
そのため、受け皿とキーボードが干渉していました。
干渉をなくすために角度をずらすと、思った方向に操作できなくなります。
干渉をなくすための高架化なんですが、高さを調整するのが結構面倒でした。
あまり高くすると使い難いのでぎりぎりの高さ調整が必要です。
ただ、これらの問題はおそらく親指型ではないトラックボールを使えば、影響が少なくなるのではないかと考えました。

再挑戦

そこで今回は人差し指トラックボールを利用して挑戦してみました。
先に書いておきますがOSはOS Xにて挑戦してます。

材料

  1. Realforce 91 UBK 
  2. ケンジントン SlimBlade Trackball 
  3. 高さ調節用の本(厚さcm×2

使用ソフトウェア

  1. Trackball Works
  2. KeyRemap4Macbook 
  3. PCKeyboardHack 
 

外観


本2冊とトラックボールの上にキーボードを置いているだけです。
本と本の間をトラックボールのUSBケーブルが通るようになっています。
右側の本は手を置くために手前に寄せてあります。
ただし、リストレストには勝てないでしょう。

ソフトウェア設定


もう一つの工夫点として、トラックボールのボタンを利用せずにキーボードのキーを使うようにしています。
これにより、部品数を減らすことができました。
使用ソフトウェアは上に書いた通りです。
カスタマイズするキー設定を下にまとめておきます(これらのキーはMACでは基本使われない)。

キー設定

  • 変換スペースのクリック
  • 無変換(スペースの左):中央クリック
  • KANA(変換キーの:右クリック
  • スペース+ボールを動かす:チルトホイール(上下左右移動)

Trackball Worksの設定 

誤クリックを減らすためにトラックボールのボタンを無効にます
左ボタンのクリックは無効にできないよう

PCKeyboardHackの設定

通常Macではそのままでは認識されないキーに他のキーをマッピングできるソフトウェア
KeyRemap4Macbookの補助ソフトウェア。
変換、無変換、KANAキーにほとんど使われないキーコードを割り当てます
今回はF17, 18, 19を利用します  

KeyRemap4Macbookの設定

F17, 18, 19に対応したクリックを割り当てます
また、スペース+ボールを動かすことでチルトホイールのようなに動作する機能を追加します
 


使い方


手を置く位置は左手はASDF無変換右手はJKL+ボールになります
変換、KANAキーはホームポジションからだと人差し指、中指、もしくは親指を移動して来て押すことになります
これは少しばかり不便なので改良する必要があります。
ホームポジションから右手はスペース、変換、KANAキーの位置に移動させれば、比較的入力しやすくなり、ほぼ片手でマウス操作が可能になります。

感想

今回作成してみて思ったよりいい感じにできたと感じました
オリジナルと比べて個人的によくなった点あげてみます。
  1. 分解が不要
    • ボールの高さのために分解により高架化の高さを下げるのは難しい
    • トラックボールの本体に容易に乗せることができた
  2. 部品数の減少による組み立てが容易
  3. キーボードの重さによりトラックボールを固定が不要
    •  解体、組み立てが自由自在
ただ、まだいくつか問題が残っています。
  1. ホームポジション上のクリック、右クリックの入力が不便
    • 今回用いなかったトラックボールのボタンを使うことを前提としてキーボード上のボタンの配置再検討
  2. 親指で操作するには今回用いたトラックボールのボールは重い
    • 別のトラックボールを検討
  3. 高架化すると腕を置くところがな不安定
    • やはりリストレスト?
    • 台のような物を作成すればいけるかも