ひらめいた!
ホームポジション型トラックボール自体は昔PanasonicのLets noteシリーズでトラックボールをつんでいたんですがあれとほぼ一緒。あとはlenovoのThinkpadシリーズのトラックポインタが同じような考え方によるものです。
残念ながらPanasonicではもう作ってないです。
トラックポインタは個人的にはセンシティブなので、慣れるまでが大変そうだけど慣れたら使いやすい気がします。
これらについて気がついたんですが、それからさらにひらめきました!
別に親指型トラックボールじゃなくてもいいよねっと。
前回の教訓
前回挑戦したときに実は親指型だと親指で操作するのを前提にしているので、角度調整が難しいと感じていました。
親指で操作するように設計されているので、受け皿は左の方が開くようになってます。
そのため、受け皿とキーボードが干渉していました。
干渉をなくすために角度をずらすと、思った方向に操作できなくなります。
干渉をなくすための高架化なんですが、高さを調整するのが結構面倒でした。
あまり高くすると使い難いのでぎりぎりの高さ調整が必要です。
ただ、これらの問題はおそらく親指型ではないトラックボールを使えば、影響が少なくなるのではないかと考えました。
再挑戦
そこで今回は人差し指トラックボールを利用して挑戦してみました。先に書いておきますがOSはOS Xにて挑戦してます。
材料
- Realforce 91 UBK
- ケンジントン SlimBlade Trackball
- 高さ調節用の本(厚さ3cm位)×2
使用ソフトウェア
- Trackball Works
- KeyRemap4Macbook
- PCKeyboardHack
外観
本2冊とトラックボールの上にキーボードを置いているだけです。
本と本の間をトラックボールのUSBケーブルが通るようになっています。
右側の本は手を置くために手前に寄せてあります。
ただし、リストレストには勝てないでしょう。
ソフトウェア設定
もう一つの工夫点として、トラックボールのボタンを利用せずにキーボードのキーを使うようにしています。
これにより、部品数を減らすことができました。
使用ソフトウェアは上に書いた通りです。
カスタマイズするキー設定を下にまとめておきます(これらのキーはMACでは基本使われない)。
キー設定
- 変換(スペースの右):クリック
- 無変換(スペースの左):中央クリック
- KANA(変換キーの右):右クリック
- スペース+ボールを動かす:チルトホイール(上下左右移動)
Trackball Worksの設定
誤クリックを減らすためにトラックボールのボタンを無効にします。左ボタンのクリックは無効にできないようだ。
PCKeyboardHackの設定
通常Macではそのままでは認識されないキーに他のキーをマッピングできるソフトウェアです。KeyRemap4Macbookの補助ソフトウェア。
変換、無変換、KANAキーにほとんど使われないキーコードを割り当てます。
今回はF17, 18, 19を利用します。
KeyRemap4Macbookの設定
F17, 18, 19に対応したクリックを割り当てます。また、スペース+ボールを動かすことでチルトホイールのようなに動作する機能を追加します。
使い方
手を置く位置は左手はASDF無変換、右手はJKL+ボールになります。
変換、KANAキーはホームポジションからだと人差し指、中指、もしくは親指を移動して来て押すことになります。
これは少しばかり不便なので改良する必要があります。
ホームポジションから右手はスペース、変換、KANAキーの位置に移動させれば、比較的入力しやすくなり、ほぼ片手でマウス操作が可能になります。
感想
今回作成してみて思ったよりいい感じにできたと感じました。オリジナルと比べて個人的によくなった点をあげてみます。
- 分解が不要
- ボールの高さのために分解により高架化の高さを下げるのは難しい
- トラックボールの本体に容易に乗せることができた
- 部品数の減少による組み立てが容易に
- キーボードの重さによりトラックボールを固定が不要
- 解体、組み立てが自由自在
- ホームポジション上のクリック、右クリックの入力が不便
- 今回用いなかったトラックボールのボタンを使うことを前提としてキーボード上のボタンの配置を再検討
- 親指で操作するには今回用いたトラックボールのボールは重い。
- 別のトラックボールを検討
- 高架化すると腕を置くところがなく不安定
- やはりリストレスト?
- 台のような物を作成すればいけるかも
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